Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
耐震性不足と判定される老朽化溜池堤体には,N値が5以下の場合が少なくない.本研究では,軟弱土で構成される溜池堤体に従来地盤の圧密促進として利用されてきた真空圧密工法を適用させることで,土の見かけの粘着力の増加を図り,堤体の安定性向上を目指す.強度増加が期待される一方で堤体の変形も予期される.そこで本研究では,真空圧密を受ける土を対象に模型実験を行い,その側方変形挙動を解明することを目的とする.