Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ウイルスを構成する糖タンパク質は、宿主の糖鎖修飾システムを利用して作りだす。一方で、巨大ウイルスは自身のゲノムにコードされている酵素を利用することで、非膜性のオルガネラ様構造体において特異的な糖鎖修飾を行っていることがわかってきた。こうした状況のもと本研究では、巨大ウイルスのゲノムにコードされた糖鎖合成関連タンパク質が、宿主の糖鎖修飾システムと協調しながらどのように非膜性のオルガネラ様構造体で機能を発揮しているのか、またその合成産物である糖鎖がどのような役割を担うかについて明らかにすることを目指す。