Project/Area Number |
23K18137
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 44:Biology at cellular to organismal levels, and related fields
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
永松 剛 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (70453545)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 原始卵胞 / 静止期維持 / 機能因子 / 卵母細胞 / 静止期 |
Outline of Research at the Start |
DNA切断活性の無いdCAS9とSugTagの融合タンパクと、SunTagに対する抗体(Fv)と転写活性化因子であるVP64の融合タンパクとを発現させることによってsgRNAを標的として遺伝子の活性化を誘導することができる。この強制発現系をFOXO3欠損ES細胞に導入し、転写因子およびにDNA結合タンパクに対するsgRNA libraryの機能によって誘導されてくる原始卵胞を回収することから候補因子を同定する。この候補因子に関してノックアウトES細胞を作成し、再び体外培養系で検証して原始卵胞が誘導されてこないものを機能因子として同定する。
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Outline of Annual Research Achievements |
卵子発生の基点となる原始卵胞の静止期を維持する機能因子の同定を目的として、現在までのところ組織学的にレトロスペクティブに同定されている静止期卵母細胞の機能因子を同定することにより原始卵胞研究の根本的な解析基盤の確立を目指している。 これまでにES細胞から卵母細胞の発生を再現する体外培養系を確立してきた。そして生体内環境の模倣により原始卵胞を体外誘導することに成功している。これまでに生体内環境の模倣として圧縮圧力と低酸素状態の2つを見出していた。両者の相加的、相乗的効果の有無を明らかにするためさまざまな圧力値と酸素濃度の組み合わせにおいて原始卵胞の誘導実験を行った。その結果、低酸素と圧縮圧力の組み合わせにより原始卵胞の体外誘導に相乗的効果が見られることが明らかとなった。この培養系の改良によって大規模な機能因子のスクリーニングが可能となったと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
原始卵胞誘導の体外培養系の改良に成功し、誘導効率の大幅な更新を達成している。しかしながら静止期卵母細胞の機能因子のスクリーニングが実行できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
FOXO3はノックアウトマウスの解析から卵母細胞の静止期維持に必須と考えられているもののその作用は細胞周期制御やエネルギー代謝制御、アポトーシスと多岐にわたり、下流の機能因子は不明のままである。これまでに原始卵胞を誘導する体外培養系の改良に成功しており、この培養系を用いて卵母細胞を静止期で維持する機能因子のスクリーニングを行う。
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