Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
研究代表者らは、個体レベルでの遺伝子発現のゆらぎの数理解析から、同一ゲノム・同一環境であっても、個体間の平均値よりはるかに大きな発現量を示す個体(レアイベント個体)が、低い確率ながらも無視できない割合生じるということを示した。さらに実際の野外環境下において、いくつかの遺伝子の発現が個体間で数千倍のレンジで極めて大きくゆらぐことを見出した。本研究では個体レベルの発現ゆらぎによってレアイベント個体が生じることの生理的・適応的意義を明らかにすることを目指す。