Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
申請者らが世界に先駆けて発見した、植物由来オピオイド作動薬7-ヒドロキシミトラガイニン(7HMG)の、in vivoにおけるモルヒネとの薬理活性の違いを分子レベルで解明し、その知見を基に、深刻な副作用のない、理想的なオピオイド作動性鎮痛薬を創製することを目的とする。そのために、7HMG及びそこから導かれる誘導体の実践的な合成法を開拓し、それら誘導体を用いたin vitroオピオイド受容体網羅的シグナル解析から導き出される新しい学理(構造シグナル相関研究)を確立する。シグナル選択的作動薬が得られた際は、鎮痛活性、依存性を含めたin vivo評価を行い、医薬候補化合物を見出す。