Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
質量分析イメージングは、対象分子を絞り込むことなく、標識なしで多くの生体分子の空間情報を同時に得ることができるため、空間オミクス研究に理想的である。しかしその適用はイオン化のしやすさから脂質や低分子に限られている。タンパク質の空間局在情報計測については、蛍光タグや抗体を用いたイメージングしかなく、標的を定めないプロテオーム規模でのイメージング法は未だ確立されていない。本研究では、ショットガンプロテオミクスの超高速化とマルチプレックス化により100 um以下の組織切片から10秒以内に3000種以上のタンパク質を定量する新技術の開発に挑戦する。