Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
研究代表者は、海馬ではω6系CBがCB1受容体を介してOT受容体応答を増強することで母性行動の発現に関わり、これはω3系CBでは代替できないことを発見した。CB1経路は広範な脳部位で働くため、母性以外の中枢機能に影響する可能性がある。また中枢でPUFAをω6優位に保つ脂質代謝経路は殆ど不明である。そこで本研究では、Lin食が影響する中枢機能と2-AG減少を呈する神経核を網羅的に探索し、当該神経核でのω6系CB-CB1経路による新たな中枢制御機構を解明するとともに、CBをω6脂肪酸優位に維持する代謝経路の同定を試みる。