Project/Area Number |
23K18216
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 49:Pathology, infection/immunology, and related fields
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
井上 毅 東京大学, 新世代感染症センター, 教授 (80466838)
|
Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | BCR / CRISPR/Cas9 / B細胞受容体 |
Outline of Research at the Start |
本研究では「誘導的BCRスイッチマウス」の開発を試みる。このマウスでは、末梢の成熟B細胞まで分化させたのち、Cre誘導的に目的のBCRに変換させることで分化過程のネガティブセレクションを回避させ、目的のBCRを発現した成熟B細胞を得ることが可能になる。本研究は、B細胞分化、活性化メカニズムの基礎的理解に貢献するだけでなく、自己免疫疾患研究や広域反応性B細胞を対象とした新規ワクチン開発研究において有用なツールを提供すると期待される。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では「誘導的BCRスイッチマウス」の開発を試みる。このマウスでは、末梢の成熟B細胞まで分化させたのち、Cre誘導的に目的のBCRに変換させることで分化過程のネガティブセレクションを回避させ、目的のBCRを発現した成熟B細胞を得ることが可能になる。 令和5年度では、本研究系の開発に必要な実験システムの樹立・確認を行った。レトロウイルスによるマウスprimary B細胞へのFLEXカセットの導入及び養子移入実験により、in vivoでB細胞特異的に、誘導的かつ不可逆的な目的遺伝子発現系を確立することに成功した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り本研究系の開発に必要な実験システムの樹立を達成できている。
|
Strategy for Future Research Activity |
NPハプテン特異的BCRノックインマウスであるB1-8 flox/+マウスの末梢成熟B細胞に、CRISPR/Cas9を用いてFLEXカセットに逆方向に挟んだ目的BCR遺伝子断片を挿入する。このマウスにin vitroでCreを発現、あるいはCreERT2マウスと交配しin vivoでタモキシフェン誘導的にCreを活性化することにより、目的BCRへのスイッチが可能であるか、またその効率を検定する。
|