Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
Duchenne型筋ジストロフィー症(DMD)はジストロフィンの欠損により、筋線維の変性が進行する。チアミンは生体に不可欠なビタミンであり、THTR 1/2により細胞内へ輸送された後、ピルビン酸脱水素酵素(PDH)の補酵素として機能する。本研究では、「ジストロフィンと結合することで筋細胞膜に局在するTHTR1/2は、DMD筋では細胞内で分解される。その結果、DMD筋ではチアミンの筋細胞内への取り込みと運搬が障害され、チアミンがco-factorとして機能する酵素活性が障害されるか」についてDMDの病態におけるチアミンの細胞内移行障害の意義を様々な側面から検討する。