Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
近年、うつ病や自閉症の患者の一部に消化管の透過性亢進が関与していることが示されており、病態との関連が示唆されている。これらは“Leaky gut hypothesis”あるいは“Epithelial barrier hypothesis”と呼ばれている。同様な病態機序はストレス関連疾患や機能性身体症候群においても示唆されているが、科学的に十分検討されていない。本研究では、ヒスタミン産生能を持つ腸内細菌を無菌マウスに移植した単一細菌マウスを用いて、ストレス関連病態の一部を再現し、腸内細菌由来のヒスタミンがストレス関連疾患の病態に及ぼす影響について検討する。