Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
幹細胞集団に含まれる亜集団が、それぞれ異なる特徴を示すことを幹細胞の不均一性と呼び、その理解は組織再生や疾患の研究と深く関わっている。シングルセルRNAシーケンシング(scRNA-seq)は、多細胞システムにおける細胞の不均一性を解き明かすツールとして世界中で使用されている。我々は先行研究で、単一幹細胞の形態計測、オルガノイド形成アッセイ、そしてscRNA-seqを統合した新しい1細胞解析法「scMORN法」の開発を進めてきた。本研究では、scMORN法を幹細胞の亜集団解析で使用するため、細胞の外見に加えて内部の構造を特徴量として画像化し、幹細胞の能力と相関性のある特徴量を探索する。