Project/Area Number |
23K18305
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 54:Internal medicine of the bio-information integration and related fields
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
横溝 智雅 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (80590314)
|
Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
|
Keywords | 造血幹細胞 / 発生 / 多能性幹細胞 |
Outline of Research at the Start |
近年、iPS細胞からさまざまな種類の細胞の誘導が試みられており、疾患治療・再生医療への応用が期待されている。血液細胞への分化誘導の研究もさかんにおこなわれており、現在までに多種の血液細胞の試験管内誘導が可能となっている。しかしながら、もっとも応用範囲が広いと思われる造血幹細胞の試験管内誘導については、いまだ成功の報告はない。申請者は最近、造血幹細胞の発生に関して新たなモデルを報告した(Yokomizo et al., Nature 2022)。本研究は、この新たな発生モデルから着想を得た新しい造血幹細胞の試験管内誘導法の開発を目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
近年、iPS細胞からさまざまな種類の細胞の誘導が試みられており、疾患治療・再生医療への応用が期待されている。血液細胞への分化誘導の研究もさかんにおこなわれており、現在までに多種の血液細胞の試験管内誘導が可能となっている。しかしながら、もっとも応用範囲が広いと思われる造血幹細胞の試験管内誘導については、いまだ成功の報告はない。本研究は、近年申請者らが報告した造血幹細胞の新しい発生モデルを基盤として、造血幹細胞の誘導法を開発することを目的とする。研究計画は、①造血幹細胞の起源細胞の同定、②研究ツール(レポーターシステム)の改良、③マウス胎児細胞を用いての造血幹細胞誘導条件の確立、④ES 細胞からの造血幹細胞の誘導の4段階で構成されており、現在、①②に取り組んでいる。①では、マウス胎児のシングルセルRNAシーケンシング解析をおこない、②では新たなEvi1レポーターマウスの作製を試みている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Evi1エンハンサー候補欠損マウスを複数作製しエンハンサーの同定を試みているが、候補領域が広いこともあり、同定には至っていない。これにより新規Evi1レポーターマウスの作製に遅れがでている。
|
Strategy for Future Research Activity |
別のプロジェクトの結果から、転写因子Evi1の強制発現により造血幹細胞様の細胞が早期卵黄嚢に誘導される可能性が示唆されている。このメカニズムを詳細に解析し、幹細胞誘導培養系に応用できるかを検討する。また、新たなEvi1レポーターの作製のために、Evi1エンハンサーの同定を引き続き試みる。
|