Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ALK2と呼ばれるタンパク質は、細胞膜を貫通した受容体である。細胞外で骨形成を誘導する成長因子と結合すると、細胞内に化学的な信号を伝達する。ALK2の遺伝的変異で機能が高まる難病・進行性骨化性線維異形成症(FOP)では、筋組織で過剰な骨形成が起きる。我々は、この原因が変異したALK2の細胞内領域が二量体を形成しやすいためであることを明らかにした。本研究では、変異したALK2が過敏になるメカニズムを明らかにするために、ALK2と細胞内で複合体を形成するタンパク質を解析する。