Project/Area Number |
23K18362
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 57:Oral science and related fields
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
金子 直樹 九州大学, 歯学研究院, 助教 (80805284)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 一成 関西医科大学, 医学部, 教授 (00214453)
川野 真太郎 九州大学, 歯学研究院, 教授 (00398067)
佐藤 康晴 岡山大学, 保健学域, 教授 (00579831)
林 慶和 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (00801078)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 自己抗体 / 自己免疫疾患 / 腫瘍 / 形質細胞 / 自己抗原 / 免疫複合体 |
Outline of Research at the Start |
主に自己免疫疾患(IgG4関連疾患、シェーグレン症候群)や悪性腫瘍(口腔扁平上皮癌)において産生される抗体の抗原を検索し、病態の理解と治療への応用に繋げる。組織標本を用いてB細胞を抽出し、B細胞受容体(BCR)配列を解析、その配列を参考にリコンビナント抗体を作成して抗原検索を行う。もしくは組織標本より直接抗体を抽出し、抗原検索を行う方法も考慮している。本研究により各々の疾患の病態理解を進展させると共に、それらを標的とした治療応用へと繋げる。
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Outline of Annual Research Achievements |
主に自己免疫疾患(IgG4関連疾患、シェーグレン症候群)や悪性腫瘍(口腔扁平上皮癌)において産生される抗体の抗原を検索し、病態の理解と治療への応用に繋げることが目的である。血液を用いた検討では、これまでいくつかの報告はあるものの、病態をダイレクトに反映すると考えられる罹患臓器を用いた検討による報告がほとんどない。組織・血液標本よりB細胞受容体(BCR)配列を解析、その配列を参考にリコンビナント抗体を作成して抗原検索を行う。もしくは組織標本より直接抗体を抽出し、抗原検索を行う方法も考慮している。罹患臓器における抗原を明らかにすることができれば、各々の疾患の病態理解に繋がるのみならず、それらを標的とした治療にも応用することが可能である。 一年目には、IgG4関連疾患と口腔癌のシングルセル解析の結果、特にBCRシークエンスより得られたBCR配列よりリコンビナント抗体の作成し、抗原検索のためのアレイ解析を行った。現在同データについて解析中である。 二年目である本年は、n数の増加と結果の解析に注力する予定である。また血液からも抗体を抽出し、アレイ解析も予定している。同一患者から得られた組織の抗体と血液の抗体の比較からは、新たな知見が得られると期待を寄せている。また、組織を用いたspatial imaging (High-performance in situ) を行うことも予定しており、その結果、B細胞と抗原の位置情報、また関連する免疫細胞との関連を検索することが可能となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調に進展しているが、各種検討のn数をさらに増加させていく必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
一年目には、IgG4関連疾患と口腔癌のシングルセル解析の結果から、リコンビナント抗体の作成と抗原検索のためのアレイ解析を行った。 二年目である本年は、n数の増加と結果の解析に注力する予定である。また血液からも抗体を抽出し、アレイ解析も予定している。
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