Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
骨格筋は生体内最大のエネルギー代謝臓器であることから、骨格筋における栄養・エネルギー代謝を理解することは重要である。申請者らは、持久性運動トレーニングにより骨格筋で脂肪酸伸長酵素Elovl6の遺伝子発現が増加することを見出した。本研究では、骨格筋特異的Elovl6欠損マウスを用いて、骨格筋の運動適応におけるElovl6の役割を分子レベルで解明することを目的とする。本研究により、運動による骨格筋の代謝適応機構における脂質の新しい役割の解明や、生活習慣病やサルコペニアなどの骨格筋障害の効果的な予防・治療法の開発、運動耐容能の向上による健康寿命の延伸への貢献が期待される。