Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
骨格筋の生理的収縮は、脱分極で開口する脱分極誘発性Ca2+放出(DICR)機構と考えられている。その一方で、RyR1はCa2+誘発性Ca2+放出(CICR)機構の特性を持っているが、骨格筋におけるCICRの機能は未だに不明である。我々は、DICR活性を変えずにCICR活性だけを強く抑制するRyR1の変異を導入したノックインマウス(RyR1-E3893A)を用いて、骨格筋におけるRyR1のCICR機構の役割を、(1)骨格筋の収縮機能、(2)骨格筋基礎代謝、(3)骨格筋疾患、に焦点をあてて検証する。