Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
ナノ粒子(PM0.1)は微小粒子(PM2.5)に比べローカルな発生源の影響を強く受け,大きな健康リスクが懸念されるなどの違いが予想されている。しかし,現時点ではPM2.5との定量的な比較検討に耐えるPM0.1の高時間解像度測定技術が存在しないため,PM2.5とPM0.1の質量濃度変動の検討がまったく進んでいない。本研究はこの状況から科学・技術両面から大きな転換を図るため,1~3時間程度の時間解像度を持ち,PM2.5との比較が可能な「PM0.1質量濃度自動測定機」の技術開発を目標とし,技術開発と実証実験を実施する。開発技術を利用したナノ粒子の発生源とリスクの発展研究への応用可能性が期待される。