Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
アカギは雌雄異株の植物で、小笠原諸島における深刻な侵略的外来植物種である。台風通過時の雨水に含まれる塩分で葉や花、果実を落とす特徴がある。若い果実の段階で落果させると、当該年に再度開花させることはない。従って、アカギの繁殖を抑制することが可能である。本研究では、ドローンで撮影した高精緻画像を元にして自動的に雌木を判別して、位置をGPS座標で記録するようにする。その後に農薬散布用ノズルを取り付けたドローンで雌木の林冠だけに希釈塩水を散布するシステムを開発する。塩水の濃度とアカギの落果効果は林床の動物相に与える影響を試行・検証・考慮しながら設定する。