Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本提案研究は、原料全てが植物由来のオールバイオマスでの木材複合化技術の創出を目指すものである。カーボンニュートラルに対する世界的な社会や市場からの要請は高まりを見せており、サステイナブルな材料開発や製造技術の開発が求められている。また、木質資源の枯渇も社会問題となっており、小片木材を利活用できる集積材などの複合化木材に対する需要はますます高まっている。ここで木材の複合化には化石資源由来の接着剤の使用が必須となっており持続可能性などの点で問題があった。そこで二酸化塩素への光照射をカギとする独自の樹脂表面改質技術を基板として、ポリ乳酸フィルムに接着性を付与し、それを木材の複合化剤とすることとした。