Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
本研究は、柔軟デバイスの局所にも適用可能な電気的な分子輸送システムを創出し、生体モジュレーション工学および細胞組織工学における、シグナル分子による制御技術を革新する挑戦である。異極性(カチオン性・アニオン性)の帯電ハイドロゲルを組合わせて用いることにより、デバイスの周辺に電流が漏出しない、電流内部ループ型の電気浸透流システムを実現する。さらに、神経筋接合部におけるシグナル分子の高速回収による初期化に倣い、ハイドロゲルの膨潤密着で形成するフレキシブルギャップ機構をを利用して、高効率な放出・回収サイクルの実現にも挑む。