Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究の主題は、多値論理の意味論の一般化とみなすことができるNon-deterministic semanticsである。その考え方自体は、哲学者の間で1960年代から様々な形で見られるが、2000年以降技術的な観点から大きな進展があった。しかし、哲学的な観点から技術的に得られてきた理解を踏まえた研究は未だないままであるという現状を踏まえ、Non-deterministic semanticsの、(i)古典論理との距離の検討、(ii)哲学的貢献の可能性の検討、そして(iii)非古典論理の立場からの展開の可能性の検討、の三つを目標としている。