Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究では、アンシャン・レジーム期、とりわけ十八世紀フランスのリベルタン文学(好色文学)を分析することで、当時の文学・哲学・政治の複雑な絡み合いの様相の一端を明らかにすることを目指す。その際、作品の「内容」のみならず「語り」の様相も併せて分析することで、「テクストが社会にどのような影響を及ぼしたか」ではなく、むしろ、「テクストが社会とどのように関わることを選んだか」について考察する。