Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
圧痕研究は主に植物考古学の専門家によっておこなわれてきたが、土器研究者の視点から圧痕調査をおこない、種実圧痕の種類の同定、種類の組み合わせ、時期による違い、大きさの比較だけでなく、土器型式による時間差、土器の部位、器種の違いによる混入のされかたの違いなどを含めて多角的に解析をおこなう。本研究は、圧痕レプリカ法と土器研究を組み合わせておこなうことで、土器作りの実態を明らかにすることが可能であり、集落同士の交流・交易など縄文時代の社会を復元する上で重要な視点を提供できる。