Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ハワイ島コナで生産されるコナコーヒーは、高品質・高価格のコーヒーとして消費地で認識されてきたが、1970年代には生産者不足から衰退の危機に直面した。その後、世界的なスペシャリティコーヒーブームが起きると、アメリカ本土等から移住した新規参入者がコーヒー生産を始め、コナコーヒー産地は維持された。しかし、2020年以降、季節労働者不足や葉さび病の影響で、コーヒーチェリーの生産量や品質が低下しており、コナコーヒー生産は転換期を迎えている。そこで本課題では、転換期における新規参入者の農業経営について聞き取り調査等を実施し、豆の生産量や価格データと関連づけながら、コナコーヒー産地の持続性を明らかにする。