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Effects of the news about grain supply on the macroeconomy

Research Project

Project/Area Number 23K18782
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0107:Economics, business administration, and related fields
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

原 尚子  大阪大学, 社会経済研究所, 特任准教授(常勤) (90983940)

Project Period (FY) 2023-08-31 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords気候変動 / 穀物供給 / 景気変動 / 金融市場 / ニュース / 穀物価格 / 期待形成 / マクロ経済学
Outline of Research at the Start

本研究では、将来の穀物供給に関するニュース(ショック)がマクロ経済に及ぼす影響について分析する。穀物は栽培から収穫まで時間を要するため、今期の天候不順といった気候変動に関するニュースは、将来の収穫量に関する今期予想に影響する。こうした予想の変化は、国内の食料価格のみならず、国際的な商品・金融市場を通じて他の商品価格や金利・株価に波及し、国内経済全体に影響を及ぼすほか、経済に関する将来予想の変化にもつながりうる。本研究では、予想に関するイベント情報を用いた時系列推定手法を応用して、穀物供給に関するニュースがマクロ経済にもたらす影響を分析する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、気候変動が経済に及ぼす経路の一つとして、穀物供給に関する予想がマクロ経済に及ぼす影響を検証することにある。具体的には、将来の穀物供給に関するショックを識別し、当該ショックが供給予想の変化を通じて現在のマクロ経済や経済予想に及ぼす影響について、定量的に評価することを目的としている。
本研究では、将来の穀物供給に関するショックが商品金融市場に及ぼす影響と、実体経済も含めたマクロ経済に及ぼす影響の2段階に分けて分析を行う。第1段階では、将来の穀物供給に関する予測と多数の金融指標を用いて将来の穀物供給に関するショックを識別する。第2段階では、第1段階で得られたショックのデータを用いて、将来の穀物供給に関するショックがマクロ経済に及ぼす影響について実証分析を行う。
本年度の研究実績は次のとおりである。(1)多数の穀物に関する価格、供給ニュース、代表的な商品・金融指標に、気候変動に関する多数の指標を加えたデータセットを構築した。気候変動に関する指標は当初計画にはなかったが、分析を進める中で穀物供給に関するニュースの影響の検証において有用と判断し、追加した。(2)穀物価格変動が金融市場に及ぼす影響に関する分析を中心に、先行研究の再精査を行った。(3)動学因子モデルの枠組みを利用して、将来の穀物供給に関するショックの識別とこれが商品・金融市場に及ぼす影響の実証分析を行った。(4)識別されたショックと主要マクロ指標の関係について基礎的な分析を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

概ね計画通りに進んできているものの、分析を進める中で、当初の計画になかった気候変動関連の指標を収集することになり、これらデータの収集・整理および分析に想定を上回る時間を要した結果、若干の遅れが生じている。

Strategy for Future Research Activity

新しいデータセットを用いて、引き続き、分析の精緻化と論文の執筆を進めていく。その成果を各種研究会・学会等で報告し、そこで得られたコメントを踏まえて論文を完成させて、海外査読誌への掲載を目指す。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-09-11   Modified: 2024-12-25  

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