Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
イスラエルにあるテル・アヴィヴ市は、1990年代以降新自由主義的経済発展モデルを取り入れ、金融・テクノロジーの集積する世界有数の都市に成長した。このテル・アヴィヴ市では、動物の権利に対する意識の高まりから、近年ヴィーガン(完全菜食主義者)人口が飛躍的に増加している。本研究では、テル・アヴィヴ市において、動物由来製品を使用しないという消費運動であるヴィーガニズム(完全菜食主義)がいかにして新自由主義経済体制と結びついているのかを研究する。具体的には、テル・アヴィヴ市の行政におけるヴィーガニズムの位置づけ、現地活動団体の手法、食のテクノロジーに関する企業の取り組みの三つを分析する。