Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
特別な教育的ニーズのある児童(以下,SNE児)が通常の学級で適切な質の高い教育を受けるためには,合理的配慮などの個別支援が必要である。一方,個別支援を実施する際の課題に,同学級の他児童らが個別支援に不満を感じる「特別扱い」問題が指摘されている。本研究では,調査者のこれまでの研究成果や先行研究で指摘されている児童や学級集団の発達を踏まえ,「児童はクラスメートのSEN児の言動や個別支援をどのように認識しているのか」,発達心理学・教育心理学の視点から明らかにすることを目的とする。得られた研究成果は,インクルーシブ教育を推進・発展するための実践への示唆に繋がると考える。