Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究の目的は、ガバナンス改革の方向性を再考するための一助として、アメリカとの比較から、日本の研究大学におけるプロボストの実態と特徴を明らかにすることである。本研究では、国、大学機関、個人の3つのレベルに分けて多面的な分析を行う。具体的には、日本とアメリカの研究大学におけるプロボストの配置について、歴史的経緯・文化的背景の同異を検討し、また、プロボストの選出方法、求められている役割、具体的な担当業務、支援体制の有無等について比較するとともに、各大学の固有の歴史や文化は考慮しつつ、日本のプロボスト像の検討を行う。これらにより、日本の研究大学におけるプロボスト像を相対化し、特徴の考察を行う。