Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
重度肢体不自由児・者においては、身体の動きの困難やそれに伴う介助が常時必要であるため、就労困難にある者が少なくない。また、就労阻害の背景には運動障害とともに、脳損傷等が起因する認知の偏り等による自己理解・自己省察、基礎学力の習得の課題もあげられる。そのため、重度肢体不自由の障害特性を踏まえたキャリア教育プログラムの検討が急がれる。そこで、特別支援教育が培ってきた学校現場・労働現場双方の知見を踏まえた教育体制であるデュアルシステムを基に、その重度肢体不自由版の開発を目指すための基本となる指導内容の検討を、肢体不自由児を指導する教員、肢体不自由者の雇用主や就労支援者との協働により実施する。