Project/Area Number |
23K18948
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
:Education and related fields
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
青木 友希 千葉工業大学, 創造工学部, 准教授 (20980999)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | カラーユニバーサルデザイン / CUD / インクルーシブデザイン |
Outline of Research at the Start |
色はデザインを行う上で重要な要素の1つである。デザインを学ぶ上で、色覚が異なる方の色の見分けにくさを知識として伝達し教育することはできるが、それを実際に体験するような教育方法がシステム化されている状況ではない。 本研究では、カラーユニバーサルデザイン(CUD)の考え方を理解・実践につながる知識として得られる形にシステム化し、教育に活用できるツールの開発を目的とする。具体的には見分けにくい色が記載されたカードを活用したツール、フレームワークの開発を行い、擬似的に異なる色覚を体験できる眼鏡を併用したワークショップの設計を検討している。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、デザインの初学者に向けて、カラーユニバーサルデザイン(以下CUD)の考え方を理解・実践につながる知識として得られる形にシステム化し、教育に活用できるツールの開発を目的としている。 2023年度の成果としては予備実験の準備段階まで完了した状況である。当初計画より全体的な進行としてはやや遅れているが、実施内容を調整・変更して研究を進行している状況である。 本研究では、色を扱う研究として必要な機材があり、計画段階で購入予定としていたモニターやブース、CUDに関する確認用機材(眼鏡)など、2023年度段階で必要な機材に関しては準備を完了した。印刷所に依頼予定だったカード状のツールに関しては、試作の自由度を向上させるためインクジェットプリンタでの試作実施に変更して用意している。 具体的な進行内容としては、実験実施の為の準備として、実験を兼ねたCUDに関するワークショップの具体的な内容についても決定し、実験の準備段階を完了している。また、実験の為のアンケート用紙、実施のために必要な書類(実験についての概要説明、同意書、同意撤回書)に関しても用意した。 準備内容については、学内の委員会に倫理審査を依頼した。審査委員会と相談の上実験内容を精査し、最終的に実験実施の許可を得た。 今後2024年度は予備実験としてまず実施した後、実験内容の解析、振り返りの上での修正を実施し、本実験を実施の上論文を執筆・投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究の実施計画としては、2024年3月時点で予備実験の実施の段階とデータ解析の完了を目指していた。しかし、2023年度に必要とする機材の購入や学内の倫理審査の手続きに予定より時間を要した。 機材の購入に関しては、光源を変えて光源による色の違いを確認する為のカラーブースの購入に関して、予定していた機材をスムーズに購入することができず、海外からの取り寄せになった為、想定より購入や輸送に2ヶ月多く時間がかかった。 また、研究で使用するツールについては、試作品も印刷所に発注して作成する予定であったが、費用や制作の自由度の関係から、インクジェットプリンターによる試作に切り替えた。その制作方法についても、当初の予定と異なった為、時間的に制作方法の検討が予定より多く必要になった。 このように、想定より時間を要する事項があり、今後の研究計画の中では推進計画の中で時間の調整が必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
計画段階の予定では2023年度には予備実験が完了している予定であったが、予備実験の準備段階までの実施に留まった。2024年度には論文投稿まで実施するにあたっての課題としては、スケジュールの遅れから実験計画の調整が必要な状況となっている。対応策としてスケジュールの調整は可能な状況である。当初ツールの量産と本実験に2024年6-9月と4ヶ月の期間を設けており、この部分が少し余裕をもったスケジュールになっていた。前年度からの持ち越し内容を含んだ今年度の実施内容はその期間を調整期間として調整して実施する。予備実験と解析、ツールの修正を6月までに実施し、7月印刷、8月本実験、9月解析という目安で調整して進行する予定である。
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