Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
日本で生まれ発展した動作法は身体を直接的に扱う心理療法であり,筋弛緩や動作改善のみでなく,様々な心理的問題の改善に寄与することが明らかである。しかし,なぜ動作法が効果的なのか,動作法におけるどのような要素がその効果の発現に寄与しているかは未だ研究の途上にある。本研究では,人間の思考・行動・感情の自己コントロールにまつわる認知制御に着目し,動作法におけるどのような要因が認知制御に影響を与えるかを明らかにすることを通して,身体を扱う心理療法としての動作法の作用メカニズム・効果要因を明らかにする。