Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
持続性知覚性めまい(以下PPPD)の治療方法として,認知行動療法の有用性が着目されている。しかしながら,PPPDの治療法の確立はまだ萌芽期にあり,PPPD患者に対する認知行動療法介入は,未体系化,介入プログラムの未整備などの課題が依然として存在し,治療が必要な患者に行き届いていない状況にある。本研究ではこうした諸課題を解消するために,治療が難渋し,困窮しているPPPD患者に対して,①PPPDの認知行動療法プログラム,患者ワークブック,治療者マニュアルの開発,②プログラムの効果検証,の2点を実践し,PPPD患者に対する認知行動療法の有用性を実証することを目指す。