Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
人類は加速器実験を始めとした地上実験により高エネルギー素粒子物理を探査してきた。一方、近年の重力波観測の進展により、高エネルギー下にあった初期宇宙で生成した重力波を観測する可能性が現実味を帯びてきた。これは即ち、重力波観測と加速器実験による高エネルギー物理の探査が相補的な役割を果たす可能性を意味する。本研究では、高エネルギー物理を重力波によって解明する可能性について、「原始ブラックホール」「ソリトン」「一次相転移」といった高エネルギー物理を由来とする重力波源を念頭に置き、「非線形・非摂動効果」という軸を設定しそこからの重力波生成の理解を推進する。