Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ヒトとモノが垣根無く繋がる現代社会において,非破壊検査技術に期待される役割は増加の一途を辿っており,それに伴い光熱起電力効果を用いた超広帯域な電磁波・光撮像技術が注目を集めている.これを受け本研究では,多機能非破壊検査技術としての潜在能力に富む「カーボンナノチューブ膜を用いた光熱起電力効果型の電磁波・光撮像素子」に着目する.具体的には材料物性と素子性能との相関関係を体系的に紐解くことで,用途に応じた設計原理を可視化する.中でも撮像素子動作に必要な低雑音化と,小型無線式の信号処理に必要な高起電力化の観点で,本研究が潜在的に志向する検査技術への応用に向け,非破壊撮像素子としての遠隔制御を実現する.