Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
日本の施設園芸の面積は43,220 ha(2018年)と世界第4位の規模であり、特に燃焼式暖房により年間618万トンのCO2を排出している。2050年までの脱炭素化の実現のために施設園芸分野での取組みが必須である。施設園芸では、ヒートポンプ式の冷暖房機や、太陽光発電やバイオマス発電の導入、外皮性能の向上により、省エネ化や低炭素化が可能である。一方で、それらの技術の普及には、評価体系の確立とゼロ・エネルギー化や脱炭素化を実現するための設計要件の明確化が重要である。本研究の目的は、施設園芸のゼロ・エネルギー化や脱炭素化を実現するための設備や外皮性能の条件を計算により明らかにすることである。