Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ステンレス鋼では塩化物イオンが存在する環境において局部腐食生じることが問題となっている。腐食の発生は、材料本来の強度や特性を損ない、重大な事故の原因となるため、材料には長期にわたって高い耐食性を発揮し続けることが求められる。局部腐食は、材料表面に露出した介在物を起点に、不働態皮膜が破壊されて生じる。そこで本研究では、腐食を誘発する介在物の除去と不働態皮膜の強化を両立する電気化学的な表面処理法の開発に取り組む。