Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ダイヤモンドは、その優れた物性から広帯域・高出力・小型ラマンレーザー実現するための有望な材料である。近年におけるダイヤモンド微細加工技術の発展に伴い、オンチップダイヤモンドラマンレーザーの実現可能性が開かれつつある。本研究では、フォトニック結晶共振器(PhC)を用いた、小型・低閾値のオンチップダイヤモンドラマンレーザーの実現を目指す。ダイヤモンドはその作製技術の障壁が他の材料に比べて高く、実現されているダイヤモンドPhCのQ値は設計に比べて数桁低くなっている。従って本研究の完成は、ダイヤモンドと光の相互作用を強める新たなPhCプラットフォームを開拓するものでもある。