Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
マイクロ流体技術の発展により単一細胞のオミクス解析技術が進展し、細胞の不均一性が注目されている。一方で、オミクス情報には細胞の動的な情報が含まれていない。本研究ではマイクロ流体デバイスを用いた微小液滴生成技術により、細胞の動態とオミクス情報の関係性の解明を目的とする。そこで、単一細胞を微小液滴に封入することで生細胞の動態情報を取得した上で遺伝子発現解析を行う手法を構築する。その手法を用いて、がん細胞で過剰発現しているエピジェネティクス因子に起因する、細胞間の動態と遺伝子発現状態の違いを解析し、がん化やがん促進に関与する細胞特性を明らかにする。