Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
超高齢社会に突入した我が国では骨折症例が増加しており、骨折手術後の癒合程度を信頼性のある方法で評価することはもっとも重要な課題のひとつである。適切な時期で術後の安静を解除することは、早期荷重による骨接合部破綻のリスクを低下させ、無用な安静継続による筋力低下や機能障害の危険性を減少させる。現在、放射線学的評価がゴールドスタンダードな方法であるが、客観性に乏しく、医師の主観的な判断を必要とする。そのため客観性、信頼性の高い骨折手術後の癒合過程評価方法の登場が待たれている。本研究では応力発光の技術を応用することで、骨折手術後の癒合過程のあたらしい、客観性の高い評価方法を開発することを目的とする。