Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
人工内耳や人工網膜などの神経刺激装置において、刺激電極の性能は装置の安全性、有効性を左右するきわめて重要な特性である。電極性能を向上させる手段として、表面を意図的に粗化する物理的形状制御や高性能材料のコーティングが知られている。一方、これらの性能向上手段を単一電極に複数同時に適用することでさらなる性能向上が得られるか否かは必ずしも明らかではない。我々はこれまで人工網膜の研究開発を通じ開発した、ポーラス表面を有する3次元形状刺激電極技術を有している。そこで本研究ではこのような性能向上手段の多重適用がさらなる電極性能向上につながるか否かを明らかにし、さらにそのメカニズム解明を目指す。