Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本邦において2020年より脳動脈瘤治療に用いられるWEB (Woven Endo Bridge)は,瘤内に留置する球体状の金属メッシュだが,留置失敗率が高い(30%以上)ことが課題である.留置失敗の原因は,個別の脳動脈瘤のサイズや形状に応じて適切なサイズのWEBを選定できていないことに加え,WEB留置後の詳細な血行動態を把握できていないことが一因としてある.本研究では個別の脳動脈瘤に応じた最適なサイズのWEBを予測可能にするとともに,WEB留置後の脳動脈瘤に対するCFD解析技術を構築することで,WEB留置後の血行動態を把握可能にするための技術開発を行う.