Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
従来のナノ粒子よりもさらに小さな粒径約1 nmのサブナノ粒子は、ナノ粒子やバルク物質には見られない特異な性質を持つ。申請者の所属グループでは、樹状高分子デンドリマーを粒子合成の鋳型とした「アトムハイブリッド法」を開発したことにより、サブナノ粒子を原子レベルで精密に合成している。本研究では、この手法を用いてサブナノスケールで複数種の卑金属元素を混ぜ合わせた卑金属ハイブリッド粒子を合成する。さらに、粒子の元素種・原子数・組成比・幾何構造を最適化することで、本来不活性とされている卑金属から潜在活性を最大限に引き出し、サブナノ高機能材料の創出を目指す。