Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
直接電子移動型酵素電極反応(DET型反応)は,酸化還元酵素を電極反応系に搭載した高機能物質変換系であり,次世代型バイオプロセスへの実装が期待されている.しかし,適用可能なDET型酵素の報告例は少なく,触媒反応の種類に乏しい.そこで,タンパク質計算科学と生物電気化学の融合によるDET型反応の多様化および高機能化を目指す.高いDET活性を示すアルコール脱水素酵素(ADH)をモデル酵素として,従来の酵素工学や電気化学に加え,構造解析や予測技術を導入することで,多角的情報を活用した仮説検証を行う.本検証を経て,ADHの基質特異性・電子移動特性を改変した後,応用展開としてC1バイオ燃料再生系を創出する.