Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
トマトでは、RNAサイレンシングの重要因子であるDCL2と4がジャガイモやせいもウイロイド(PSTVd)に対する耐病性の発揮と蓄積の抑制に重要であり、耐病性品種では感染初期のPSTVdの蓄積が低く維持される。本研究では、PSTVd感染初期に罹病性または耐病性トマト品種で特異的に発現が上昇するDCL2b及びDCL2d、またはDCL4を、ゲノム編集技術により個別にノックアウトしたトマト系統を作出・選抜する。そして耐病性とPSTVdの初期蓄積、及び発病関連遺伝子の発現におけるDCLノックアウトの影響を逆遺伝学的に解析することで、PSTVd耐病性における各DCLの役割とその発病抑制機構を明らかにする。