Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究では、ルーメンカニューレ装着乾乳牛を対象に、ルーメン内に貯留するガスのメタン濃度とルーメンカニューレからの排出量を経時的にモニタリングするシステムを新たに構築する。そのシステムを用いて、粗飼料と濃厚飼料の比が異なる飼料を給与したときの、メタン産生量、ルーメン液中短鎖脂肪酸濃度やpH、血中代謝産物やホルモン濃度、消化率等を経時的に測定することで、ルーメン発酵とメタン産生との経時的な関係を明らかにすることを目的とする。本研究により、新たなメタン推定指標やメタン産生量の評価法を開発するための有用な手掛かりが得られることが期待できる。