Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
多くの女性が月経前症候群 (PMS) による月経前の精神的不調 (不安、抑うつ、イライラ) に悩まされているが、PMSのメカニズムは明らかになっておらず、治療法の研究も未だ十分とは言えない。PMSの研究において大きな障壁となっているのは、簡易な動物モデル評価系の欠如である。本研究では、臨床での問題点を基礎研究にフィードバックする「リバース・トランスレーショナル・アプローチ」による研究の第一歩として、マウスをモデルとした行動テストによるPMS評価系の確立を目指す。本研究は、PMSの新規治療法開発や、現在提唱されている治療法の有効性検証などに向けた足がかりとなることが期待できる。