Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
大きな生物の体表に住む小さな外部寄生性の生物には、宿主の体色とよく似た保護色をもつものが知られる。扁形動物の1グループであるヒラムシ類では、宿主となる八放サンゴ類に似た体色をもつ寄生性の種類が知られるが、その種・宿主の多様性は十分に明らかにされていない。本研究では、まず本邦浅海域の調査によってその多様性を明らかにする。さらに、分子系統解析と画像解析を組み合わせた手法を用いて、八放サンゴ寄生性ヒラムシ類の進化の過程において保護色がどのような役割を果たしたか明らかにすることを目指す。