Project/Area Number |
23K19403
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0704:Neuroscience, brain sciences, and related fields
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
河野 敬太 九州大学, 薬学研究院, 助教 (70981281)
|
Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 神経障害性疼痛 / ミクログリア / 脊髄 / 亜集団 |
Outline of Research at the Start |
神経障害性疼痛は神経系の損傷によって発症する慢性疼痛疾患である。脊髄に存在するミクログリアは末梢神経の損傷に応答して活性化し、神経障害性疼痛の発症に寄与することが知られていた。最近申請者は、神経障害性疼痛を緩和する機能を持つミクログリア亜集団(CD11c陽性ミクログリア)を特定した。この細胞は疼痛が緩和するにつれて増加するが、その出現メカニズムは不明である。そこで本研究では、CD11c陽性ミクログリアが出現するメカニズムの解明を目指す。得られる成果は新規疼痛治療戦略の開発や、ミクログリアが関与する様々な中枢神経疾患の病態解明につながることが期待される。
|
Outline of Annual Research Achievements |
末梢神経損傷モデルマウスを用いて、脊髄で増加したミクログリアが減少する細胞死機構の特定とミクログリア細胞死がミクログリア亜集団の出現に与える影響の解明を目指している。細胞死機構の特定のため、増加したミクログリアが減少するタイムコースを詳細に解析した。このタイムコースを用いることで、組織学的解析や薬理学的介入をどの時点で行うべきかの判断を行うことができる。またミクログリア亜集団の解析を行うために必要な遺伝子改変マウス繁殖させ、実験準備を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画した実験を進めるために必要なデータを着実に取得することが出来ている。
|
Strategy for Future Research Activity |
解析したデータをもとに、組織学的解析や薬理学的介入を行うことで、細胞死機構の特定を行う。その後ミクログリア細胞死がミクログリア亜集団の出現に与える影響を解析する。
|