Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
現在の統合失調症治療薬の効果は限定的であり、全く新しい治療標的の同定が喫緊の課題である。研究代表者らは、統合失調症の発症に強く関与するARHGAP10遺伝子バリアントを模倣した遺伝子改変マウスの解析より、ARHGAP10の下流分子Rhoキナーゼが統合失調症の新規治療標的になる可能性を見出した。そこで本研究では、統合失調症の三大症状の一つである認知機能障害に着目し、病態モデルマウスの統合失調症様症状におけるRhoキナーゼの役割を解明し、そのメカニズムを明らかにする。