Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究では、SLC46A3の新規フラボノイド配糖体トランスポーターとしての機能に着目し、配糖体に対する基質認識性を含めた輸送特性を明らかにするとともに、リソソームを介して配糖体を細胞質内へ送達する手段の可否を探る。さらに、細胞膜局在型に改変したSLC46A3を配糖体の細胞内移行のためのツールとして活用し、これまで不可能であった配糖体の細胞内安定性や生理活性の評価を試みる。本研究課題は、薬用植物資源や有用天然化合物における配糖体をそのままの形で医薬品として利活用できる可能性を探るために、配糖体を細胞質へ移行させるための方法論ならびに配糖体自体が有する細胞内を標的とした薬理活性の評価法の確立を目指すものである。